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日本人文書紀。

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乙卯廿六，將軍等向まゐづ於不破宮。因以捧ささげ大友皇子頭かしら，而獻于營前いほりのまへ。	八月庚申朔甲申廿五，命高市皇子，宣近江群臣犯狀あやまつかたち。則重罪おもきつみ八人坐極刑しぬるつみ。仍よりて斬右大臣中臣連金於淺井田根あさゐのたね。	是日，左大臣蘇我臣赤兄そがのおみあかえ、大納言巨勢臣比等及子孫うみのこ，并中臣連金なかとみのむらじかね之子、蘇我臣果安そがのおみはたやす之子，悉配流ながす。以餘悉赦之ゆるす。
先是，尾張國司守少子部連鉏鉤ちひさこべのむらじさひち，匿かくれ山自死之。天皇曰：「鉏鉤，有功者いさをしきもの也。無罪何いかにぞ自死，其それ有隱謀歟？」	丙戌廿七，恩敕めぐみのみことのり諸有功勳者いさをしきもの，而顯寵賞めぐみたまもの。	九月己丑朔丙申八，車駕すめらみこと還宿伊勢桑名くはな。
丁酉九，宿やどり鈴鹿。	戊戌十，宿阿閉あへ。	己亥十一，宿名張なばり。
庚子十二，詣いたり于倭京，而御嶋宮しまのみや。	癸卯十五，自嶋宮移岡本宮をかもとのみや。	是歲，營宮室おほみや於岡本宮南。
即冬，遷うつり以居焉。是謂飛鳥淨御原宮あすかのきよみはらのみや。	冬十一月戊子朔辛亥廿四，饗新羅客しらきのまらひと金押實等於筑紫。	即日，賜祿ものたまふ各有差。
十二月戊午朔辛酉四，選えらひ諸有功勳者，增加冠位かがふりくらゐ。仍賜小山せうせん位以上かみつかた，各有差。	壬申十五，船一隻，賜新羅客。	癸未廿六，金押實こむあふじち等罷歸。
是月，大紫だいし韋那公高見ゐなのきみたかみ，薨みまかりぬ。	日本書紀卷廿八　終	奈良縣高市郡明日香村島庄
島庄遺跡　馬子宅邸比定地	島，地名。嶋大臣蘇我馬子宅邸一帶。島宮者，蓋在其地。	奈良縣明日香村奧山　飛鳥資料館
飛鳥資料館　淨御原宮模型	奈良縣明日香村飛鳥	飛鳥淨御原宮正殿跡
奈良縣明日香村飛鳥	天武帝飛鳥淨御原宮跡	飛鳥淨御原宮跡，原僅南門跡可攷，後正殿亦出土，推定規模含括飛鳥板蓋宮跡。
【久遠の絆】【卷廿七】【卷廿九】【再臨詔】	日本書紀　卷廿九　天武紀【下】	天渟中原瀛真人天皇あまのぬなはらおきのまひとのすめらみこと　天武天皇てんむてんわう
一、天皇即位，各國賀騰極使詣朝	二年，春正月丁亥朔癸巳七，置酒おほみきめし宴群臣まへつきみたち。	二月丁巳朔癸未廿七，天皇すめらみこと命有司つかさ設壇場たかみくら，即帝位あまつひつぎしらしめす於飛鳥淨御原宮あすかのきよみはらのみや。
立正妃むかひめ為皇后きさき。	后生，草壁皇子尊くさかべのみこのみこと。	先納めしいれ，皇后姊大田皇女おほたのひめみこ為妃みめ。
生，大來皇女おほくのひめみこ與大津皇子おほつのみこ。	次妃，大江皇女おほえのひめみこ。	生，長皇子ながのみこ與弓削皇子ゆげのみこ。
次妃，新田部皇女にひたべのひめみこ。	生，舍人皇子とねりのみこ。	又夫人おほとじ，藤原大臣ふぢはらのおほおみ女冰上娘ひかみのいらつめ。
生，但馬皇女たぢまのひめみこ。	次夫人，冰上娘弟五百重娘いほへのいらつめ。	生，新田部皇子にひたべのみこ。
次夫人，蘇我赤兄大臣そがのあかえのおほまへつきみ女大蕤娘おほぬのいらつめ，生一男二女。	其一曰，穗積皇子ほづみのみこ。	其二曰，紀皇女きのひめみこ。
其三曰，田形皇女たかたのひめみこ。	天皇初娶鏡王かがみのおほきみ女額田姬王ぬかたのおほきみ。	生，十市皇女とをちのひめみこ。
次納，胸形君德善むなかたのきみとくぜん女尼子娘あまこのいらつめ。	生，高市皇子命たけちのみこのみこと。	次，宍人臣大麻呂ししひとのおみおほまろ女榖媛娘かぢひめのいらつめ，生二男二女。
其一曰，忍壁皇子おさかべのみこ。	其二曰，磯城皇子しきのみこ。	其三曰，泊瀨部皇女はつせのひめみこ。

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