鲁虺日本古語辞典
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懸かる

かか・る 【懸かる・掛かる】 >[一]自動詞 ラ行四段活用活用{ら/り/る/る/れ/れ}

垂れ下がる。ひっかかる。寄りかかる。

出典平家物語 九・宇治川先陣

「佐々木、太刀を抜き、馬の足にかかりける大綱どもをば、ふつふつと打ち切り打ち切り」

[訳] 佐々木は太刀を抜いて、馬の足にひっかかった何本もの大綱をぶつりぶつりと打ち切り打ち切りして。

頼る。世話になる。よる。

出典源氏物語 明石

「海にます神の助けにかからずは」

[訳] 海においでになる神の助けによらないなら。

(目や心に)とどまる。かかる。

出典奥の細道 旅立

「松島の月まづ心にかかりて」

[訳] 松島の月がまず気にかかって。

覆いかぶさる。かかる。

出典古今集 春上

「春立てば花とや見らむ白雪のかかれる枝に鶯(うぐひす)の鳴く」

[訳] 立春がきて春になったので、白雪を花と見ているのだろうか。その白雪の覆いかぶさっている枝でうぐいすが鳴いていることよ。

水などがかかる。降りかかる。

出典枕草子 九月ばかり、夜一夜

「かいたる蜘蛛(くも)の巣のこぼれ残りたるに雨のかかりたるが」

[訳] 架けてある蜘蛛の巣が壊れずに残っているところに雨が降りかかったのが。

(災難に)出遭う。

出典源氏物語 夕顔

「いかなる行き触れにかからせ給(たま)ふぞや」

[訳] (出かけて)どんなけがれに出遭いなさったのか。

〔「手にかかる」の形で〕殺される。

出典平家物語 九・木曾最期

「もし人手にかからば自害をせんずれば」

[訳] もし(敵に)殺されそうになるならば自害をするつもりなので。

関係する。とりかかる。熱中する。

出典伊勢物語 八二

「狩りはねんごろにもせで、酒をのみ飲みつつ、やまと歌にかかれりけり」

[訳] (親王(みこ)は)鷹(たか)狩りは熱心にもしないで、酒ばかり飲んでは和歌を詠むのに熱中していた。

攻め寄せる。襲う。

出典平家物語 一一・能登殿最期

「判官(はうぐわん)の舟に乗りあたって、あはやと目をかけて飛んでかかるに」

[訳] (能登(のと)殿は)判官(=源義経)の舟にうまく乗り移って、ああ、と判官を目がけて飛んで襲いかかると。

さしかかる。通りかかる。少し入る。

出典更級日記 富士川

「遠江(とほたふみ)にかかる」

[訳] 遠江の国(静岡県西部)にさしかかる。

>[二]補助動詞 ラ行四段活用活用{ら/り/る/る/れ/れ}

〔他の動詞の連用形に付いて〕途中まで…する。…しそうになる。…かかる。

出典新古今集 秋上

「暮れかかるむなしき空の秋を見て」

[訳] 暮れかかる虚空(こくう)の秋の色に見入っていると。