しのぶ-ずり 【忍摺り・信夫摺り】 名詞「摺(す)り衣(ごろも)」の一種。石の上に布を置き、「忍草(しのぶぐさ)」の葉・茎を摺(す)りつけて乱れた模様を出したものという。一説に、陸奥(むつ)の国の信夫(しのぶ)郡(=今の福島市一帯)に産する織物の模様ともいう。「忍(しのぶ)」「忍綟摺(しのぶもぢず)り」とも。