しん-がく 【心学】 名詞江戸時代の庶民向け生活哲学。儒教・仏教・神道(しんとう)の教えを融合させ、金銭営利を重んずることも肯定しながら、人は各自の本分を生かすことにこそ真の生きる道があるということを平易に説く。享保年間(一七一六~一七三六)に京都の石田梅岩(ばいがん)が唱えた。