だざい-ふ 【大宰府・太宰府】 名詞律令制で、筑前(ちくぜん)の国に置かれた役所。九州・壱岐(いき)・対馬(つしま)の行政、及び大陸との外交・国防のことをつかさどった。長官の「帥(そち)」、次官の「大弐(だいに)」「少弐(せうに)」以下の役人が置かれ、帥の下に「権帥(ごんのそち)」が置かれることもあった。鎮西府(ちんぜいふ)。「ださいふ」「大宰」とも。