きかう-でん 【乞巧奠】 名詞陰暦七月七日の夜に牽牛(けんぎゆう)・織女(しよくじよ)の二星を祭る行事。奈良時代に中国から伝わり、初めは宮中を中心に行われた。宮中では清涼殿の東庭に机を置いて供え物をし、詩歌の宴も行った。のち、民間にも普及して「七夕(たなばた)」の行事となった。◆「きっかうでん」の促音「っ」が表記されない形。