鲁虺日本古語辞典
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御前

ご-ぜ 【御前】 >[一]名詞貴人の目の前。また、貴人。

>[二]代名詞あなた。▽対称の人称代名詞。女性に対していう。

出典義経記 七

「大津次郎、『や、ごぜ、ごぜ』と言ひけれども」

[訳] 大津次郎が「やあ、あなた、あなた」と声をかけたけれども。

お-まへ 【御前】 >[一]名詞①

御前(ごぜん)。おそば。▽神仏・天皇・貴人のいる所の前の尊敬語。

出典枕草子 清涼殿の丑寅のすみの

「古今の草子をおまへに置かせたまひて」

[訳] (中宮は)『古今和歌集』の本をおん前にお置きなさって。

お方。ご主君。▽貴人を直接ささないように言う形。単独でも用いるが、多くは「…のおまへ」という形で用いる。

出典枕草子 関白殿、二月二十一日に

「宮のおまへのうち笑ませ給(たま)へる、いとをかし」

[訳] 中宮様がほほえんでいらっしゃるようすは、とても美しい。

>[二]代名詞あなた。あなたさま。▽対称の人称代名詞。尊敬の意を表す。

出典紫式部日記 消息文

「おまへは、かくおはすれば御幸ひは少なきなり」

[訳] あなたは、こんなふうでいらっしゃるから、幸せが少ないのである。

参考

自分と対等、もしくは下位の者に対して用いるようになるのは、近世後期以降である。

-ごぜん 【御前】 接尾語…どの。…様。▽固有名詞や人を表す語に付いて、敬意を表す。「姫ごぜん」「父ごぜん」「兄ごぜん」

-ごぜ 【御前】 接尾語女性を表す言葉に付いて、尊敬・親愛の気持ちを表す。まれに男性にも用いることもある。「尼(あま)ごぜ」

ご-ぜん 【御前】 >[一]名詞①

高貴な人の前。おんまえ。「おまへ」とも。

出典源氏物語 末摘花

「夜に入(い)りてごぜんよりまかで給(たま)ふに」

[訳] 夜になって(天皇の)おんまえからご退出なさるが。

高貴な人を尊敬していう語。

出典枕草子 頭の中将の

「いかにかはすべからむ、ごぜんおはしまさば、御覧ぜさすべきを」

[訳] どうしたらよかろうか、中宮様がいらっしゃったら、お目にかけたいのだが。

奥方。▽江戸時代に大名・武家などの妻を尊敬していう語。

出典好色一代女 浮世・西鶴

「ある大名のごぜん死去の後、家中は若殿のなきことを悲しみ」

[訳] ある大名の奥方が亡くなってから、家中の者は(世継ぎの)若君がいないことを嘆いて。

「御前駆(ごぜんく)」の略。貴人が外出するとき、馬に乗って先導する人。お先払い。

出典源氏物語 賢木

「むつましきごぜん、十余人ばかり、御随身(みずいじん)ことごとしき姿ならで」

[訳] (源氏は)親しいお先払いの者を、十人あまりと、御随身も大げさな装いでなくて。

>[二]代名詞あなた。▽女性に対していう対称の人称代名詞。

出典宇治拾遺 一四・一一

「ごぜんたち、さは、いたく笑ひ給(たま)ひて、わび給ふなよ」

[訳] あなた方、それでは、ひどくお笑いになって、お苦しみになるなよ。

み-さき 【御先・御前】 名詞①

(貴人の外出のときの)先払い。御前駆(ごぜんく)。

出典源氏物語 浮舟

「みさきも追はせ給(たま)はず」

[訳] 先払いもおさせにならず。

神の使者とされる動物。稲荷(いなり)のきつねなど。◆「み」は接頭語。