鲁虺日本古語辞典
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幾許

ここ-ら 【幾許】 副詞①

たくさん。数多く。

出典徒然草 一三七

「かの桟敷(さじき)の前をここら行き交ふ人」

[訳] あの桟敷の前をたくさん行ったり来たりする人。

こんなにひどく。これほどたいへんに。

出典古今集 秋上

「誰(たれ)をまつ虫ここら鳴くらむ」

[訳] だれを待つといって、松虫がこんなにしきりに鳴いているのだろうか。

参考

上代語「ここだ」に代わって中古以降に用いられた語。「そこら」は同義語。用言を修飾するほか、格助詞「の」を伴って連体修飾語となる。

こく-ばく 【幾許】 副詞はなはだしく。たいそう。こんなに。

出典宇津保物語 祭の使

「こくばく斎(いは)はれ給(たま)ふ師」

[訳] たいそうあがめられていらっしゃる先師よ。

いく-ばく 【幾許】 副詞①

どのくらい。どれほど。

出典万葉集 一六五八

「わが背子と二人見ませばいくばくかこの降る雪のうれしからまし」

[訳] もしわが夫と二人で見るのだったらどれほどかこの降る雪がうれしいことであろうに。

〔「いくばくも」の形で下に打消の語を伴って〕いくらも。たいして。

出典万葉集 一八〇七

「いくばくも生けらじものを」

[訳] いくらも生きられないだろうものを。

ここだ-く 【幾許】 副詞「ここだ」に同じ。

出典万葉集 四〇一九

「ここだくも繁(しげ)き恋かも」

[訳] こんなにもつのる恋であることか。◆上代語。

ここ-だ 【幾許】 副詞①

こんなにもたくさん。こうも甚だしく。▽数・量の多いようす。

出典万葉集 九二四

「み吉野の象山(きさやま)の際(ま)の木末(こぬれ)にはここだも騒く鳥の声かも」

[訳] ⇒みよしののきさやまのまの…。

たいへんに。たいそう。▽程度の甚だしいようす。

出典万葉集 三三七三

「多摩川に晒(さら)す手作りさらさらに何そこの児(こ)のここだ愛(かな)しき」

[訳] ⇒たまがはに…。◆上代語。

ここば-く 【幾許】 副詞「ここば」に同じ。

出典万葉集 三九九一

「ここばくも見(み)の清(さや)けきか」

[訳] こんなにも景色がすがすがしいことか。◆「く」は副詞を作る接尾語。上代語。

ここ-ば 【幾許】 副詞甚だしく。たいそう。こんなにも。

出典万葉集 三五一七

「心に乗りてここばかなしけ」

[訳] 心にのりうつってこんなにも悲しいのか。◆上代語。