じふに-ひとへ 【十二単】 名詞女官・女房の正装の、中世以降の俗称。「単(ひとへ)」の上に十二枚の「袿(うちき)」を重ね着すること。のちには、白小袖(しろこそで)に紅(くれない)の袴(はかま)を着け、その上に単(ひとえ)・五衣(いつつぎぬ)(=袿)・打ち衣(ぎぬ)・表着(うわぎ)と重ねて、打ち掛けを着、さらに唐衣(からぎぬ)を着て、腰に裳(も)を着ける。