いつつ-ぎぬ 【五つ衣】 名詞女房装束の一つ。「表衣(うはぎ)」と「単(ひとへ)」との間に「袿(うちき)」を五枚重ねたもの。のちには一枚の衣で袖口(そでぐち)と裾(すそ)だけを五枚重ねに見えるように仕立てた。その重ね方によって梅がさね・桜がさね・柳がさねなどという。