たふ-か 【踏歌】 名詞平安時代、年始に宮中で行われた行事。中国の隋(ずい)・唐の行事が伝来したもので、歌舞に巧みな都の男女を召し、新年の祝詞を謡い舞わせた。初めは男女一緒で、正月十六日に豊楽殿(ぶらくでん)で行われたが、のち、正月十四日か十五日に男踏歌(=男だけの踏歌)が、十六日に女踏歌が紫宸殿(ししんでん)で行われ、さらに、女踏歌だけになった。十六日の女踏歌を「踏歌の節会(せちゑ)」という。