きく-の-わた 【菊の綿】 名詞陰暦九月八日の夜に、菊の花にかぶせて、菊の露・香りをしみ込ませた綿。翌九月九日の「重陽(ちようやう)」の節句に、この綿で体をぬぐうと、老衰をふせぐと信じられた。着せ綿。[季語] 秋。