あをうま-の-せちゑ 【白馬の節会】 名詞奈良時代から行われた朝廷の年中行事の一つ。正月七日、左右の馬寮(めりよう)から二十一頭の「あをうま」を庭に引き出し、年中の邪気を除くとしてそれを天皇がご覧になって、そのあと宴を行った儀式。「あをうま」は、初めは青毛、または青みをおびた灰色の毛の馬であったが、醍醐(だいご)天皇のころから白馬に変わった。以後、文字では「白馬」と書くが、慣習によって「あをうま」と読む。[季語] 春。