鲁虺日本古語辞典
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申す

まおす 【申す・白す】 ⇒まをす

まを・す 【申す・白す】 >[一]他動詞 サ行四段活用活用{さ/し/す/す/せ/せ}

申し上げる。▽「言ふ」の謙譲語。

出典万葉集 三六八八

「秋さらば帰りまさむとたらちねの(=枕詞(まくらことば))母にまをして」

[訳] 秋になったら帰っていらっしゃるだろうと、母に申し上げて。

>[二]補助動詞 サ行四段活用活用{さ/し/す/す/せ/せ}

〔動詞の連用形に付いて〕…申し上げる。▽謙譲の意を表す。

出典万葉集 八七六

「天(あま)飛ぶや(=枕詞(まくらことば))鳥にもがもや都まで送りまをして飛び帰るもの」

[訳] 鳥であったらいいなあ、都まで送り申し上げて飛んで帰ってくるのになあ。

参考

上代語。「まうす」の古形。中古以降は「まうす」となる。

もうす 【申す】 ⇒まうす

まう・す 【申す】 >[一]他動詞 サ行四段活用活用{さ/し/す/す/せ/せ}

申し上げる。▽「言ふ」の謙譲語。

出典竹取物語 燕の子安貝

「燕(つばくらめ)の巣に手をさし入れさせて探るに、『物もなし』とまうすに」

[訳] (家来に命じて)燕(つばめ)の巣に手を入れさせて探るが、「何もない」と申し上げるので。

お願いする。お頼みする。▽「願ふ」「請ふ」の謙譲語。

出典更級日記 物語

「親の太秦(うづまさ)にこもり給(たま)へるにも、ことごとなく、このことをまうして」

[訳] 親が太秦(の広隆寺)に参籠なさったときにも(お供をして)、ほかの事は何もなくこのことばかりをお願いして。

いたす。してさし上げる。▽「す」「なす」の謙譲語。

出典今昔物語集 二七・二一

「『ことづけまうさむと思ふは、聞き給(たま)ひてむや』と言ひければ、遠助(とほすけ)、『まうしはべりなむ』と答ふ」

[訳] 「おことづけいたしたいと思うことは、お聞き入れくださるだろうか」と言ったところ、遠助は、「いたしましょう」と答える。

言います。申します。▽「言ふ」の丁寧語。

出典平家物語 九・木曾最期

「あれに見え候(さうら)ふ、粟津(あはづ)の松原とまうす。あの松の中で御自害候へ」

[訳] あれに見えますのは、粟津の松原と申します。あの松の中でご自害なさいませ。

>[二]補助動詞 サ行四段活用活用{さ/し/す/す/せ/せ}

〔動詞の連用形に付いて〕お…申し上げる。ご…申し上げる。お…する。ご…する。

出典更級日記 子忍びの森

「わづかになりたる国を辞しまうすべきにもあらねば」

[訳] やっと任官した国をご辞退申し上げるわけにもいかないので。

参考

上代語「まをす」の変化した語。中古、女性に多く用いられた「聞こゆ(=申し上げる)」に対して、直接的で男性的な表現。公的で改まった感じの語。

ま・す 【申す】 >[一]自動詞 サ行四段活用活用{さ/し/す/す/せ/せ}

申し上げる。▽「言ふ」の謙譲語。

出典栄花物語 月の宴

「『…人のそしられの負ひ給(たま)ふこと』と、嘆かしげにまし給ふ」

[訳] 「…人の非難を受けなさること」と、嘆かわしそうに申し上げなさる。

>[二]補助動詞 サ行四段活用活用{さ/し/す/す/せ/せ}

〔動詞の連用形に付いて〕…申し上げる。お…する。▽謙譲の意を表す。

出典大鏡 道隆

「『便(びん)なき事もこそ出(い)でくれ』と、人は受けまさざりけり」

[訳] 「不都合なことが起こるといけない」と人々は賛成申し上げなかった。

参考

「まうす」の変化した語。