ほけ-きゃう 【法華経】 名詞「妙法蓮華経(めうほふれんげきやう)」の略。大乗仏教の経典の一つ。八巻二十八品(ほん)(=章)から成り、最も流布し、最もすぐれた経典とされる。平安時代初期から「法華(ほつけ)八講」が行われ、一般には、悪人や女人でも成仏できることが説かれる第五巻が重んじられた。天台・華厳(けごん)・日蓮(にちれん)などの各宗で尊ぶ。◆仏教語。