鲁虺日本古語辞典
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いまし 【汝】 代名詞あなた。▽対称の人称代名詞。親しんでいう語。

出典万葉集 三三五九

「いましを頼み母に違(たが)ひぬ」

[訳] あなたを頼みにして母と仲たがいをしてしまった。◆上代語。

なれ 【汝】 代名詞おまえ。▽対称の人称代名詞。親しい者、目下の者、動物などに用いる。

出典万葉集 一四九九

「ほととぎすなれだに来(き)鳴け」

[訳] ほととぎすよ。せめておまえだけでも来て鳴けよ。

な 【汝】 代名詞そなた。おまえ。▽対称の人称代名詞。目下の者や親しい者に対して用いる。

出典万葉集 二六六

「淡海(あふみ)の海夕波千鳥なが鳴けば」

[訳] ⇒あふみのうみ…。

なんじ 【汝】 ⇒なんぢ

み-まし 【汝】 代名詞あなたさま。あなた。▽対称の人称代名詞。「汝(なむぢ)」の尊敬語。

出典続日本紀 神亀一

「みましの父とます天皇(すめらみこと)の」

[訳] あなたさまの父でいらっしゃいます天皇の。◆上代語。

参考

「御座(みまし)」の意で、「いまし」「まし」より敬意が高いともいわれるが、臣下や子弟に対しても親愛の気持ちをこめて用いられている。

まし 【汝】 代名詞おまえ。▽対称の人称代名詞。同等以下の者に使う。

出典大鏡 道長下

「げにいとよき所なめり。ましが堂建てよ」

[訳] なるほど(寺を建てるのに)非常によい場所であるようだ。おまえが堂を建てよ。

なんぢ 【汝】 代名詞「なむぢ」に同じ。

出典野ざらし 俳文・芭蕉

「いかにぞや、なんぢ父に憎まれたるか、母にうとまれたるか」

[訳] どうしたことか、おまえは父親に憎まれたのか、母親にうとんじられたのか。

なむぢ 【汝】 代名詞おまえ。そなた。▽対称の人称代名詞。▽多く男性が同等または目下の者に対して用いる。

出典竹取物語 御門の求婚

「なむぢが持ちて侍(はべ)るかぐや姫奉れ」

[訳] おまえが持っておるかぐや姫を献上せよ。

参考

古くは「なむち」で、「な」は代名詞、「むち」は尊い者の意を表す語。「なんぢ」と表記されることが多い。本来は語の構成が示すように、尊敬の意を含む語。中古になると敬意を失って、同等または目下の者に対する代名詞となり、中世以降はもっぱら目下の者に対する代名詞となった。