鲁虺日本古語辞典
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東
ひむがし 【東】 名詞方角の一つ。ひがし。「ひむかし」とも。
出典万葉集 四八「ひむがしの野にかぎろひの立つ見えて」[訳] ⇒ひむがしの…。 参考のちに「ひんがし」↓「ひがし」と変化した。
あずま 【東】 ⇒あづま
あづま 【東・吾妻】 名詞①東国。▽都から見て東の地方。出典伊勢物語 九「京にはあらじ、あづまの方(かた)に住むべき国求めにとて行きけり」[訳] (その男は)都にはおるまい、東国の方に住むにふさわしい国を探しにと思って出かけて行った。②鎌倉。鎌倉幕府。出典十六夜日記 「あづまにて住む所は月影の谷(やつ)とぞいふなる」[訳] 鎌倉で住む所は月影の谷というそうだ。③「東琴(あづまごと)」の略。出典源氏物語 花散里「あづまに調べて搔(か)き合はせ」[訳] 和琴に合わせて演奏し。 参考「あづま」の範囲 時代・文献によって違う。上代でも碓氷(うすい)峠・足柄峠以東、信濃(しなの)の国・遠江(とおとうみ)の国以東、近江(おうみ)の国以東などと一定していないが、現在の東北地方も含んで呼んだ。以後、次第に現在の関東地方をさすようになった。
ひがし 【東】 名詞①東方。出典蕪村句集 俳諧「菜の花や月はひがしに日は西に―蕪村」[訳] ⇒なのはなや…。②東から吹いて来る風。こち。出典更級日記 竹芝寺「西ふけば東になびき、ひがし吹けば西になびく」[訳] 西風が吹くと(ひさごは)東に寄り、東風が吹くと西に寄る。③鎌倉や江戸。中世・近世、京都や大坂に対していう。[反対語]①~③西。 参考「ひがし」は、「ひむかし」↓「ひむがし」↓「ひんがし」↓「ひがし」と変化した語。「ひむかし」は「日向かし」の意で、「し」は本来は風の意。
ひんがし 【東】 名詞「ひむがし」の変化した語。