鲁虺日本古語辞典
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有り難し

あり-がた・し 【有り難し】 形容詞 ク活用活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}

めったにない。めずらしい。

出典枕草子 ありがたきもの

「ありがたきもの。舅(しうと)にほめらるる婿。また、姑(しうとめ)に思はるる嫁の君」

[訳] めったにないもの。(それは)舅にほめられる婿。また、姑にかわいがられるお嫁さん。

めったにないほど優れている。貴重だ。

出典徒然草 一七七

「取りためけん用意ありがたし」

[訳] (のこぎりのくずを)ためておいたのであろうその心づかいは、めったにないほど優れている。

生きにくい。過ごしにくい。

出典源氏物語 東屋

「世の中は、ありがたくむつかしげなるものかな」

[訳] 人の世は、生きにくくわずらわしいものよ。

むずかしい。容易でない。

出典源氏物語 行幸

「さるべきついでなくては、対面もありがたければ」

[訳] そのような機会がなければ、会って話すのもむずかしいので。

尊い。おそれ多い。

出典世間胸算用 浮世・西鶴

「これは神仏のこと、末世ならず、ありがたき御事と思ひ」

[訳] これは神仏のご加護のしるしで、(それがあるということは)まだ末世ではなく、おそれ多い御ことと思い。

注意

現代語では感謝の意を表すが、古文では①の意味に用いられることが多い。