鲁虺日本古語辞典
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ゆえ 【故】 ⇒ゆゑ

かれ 【故】 接続詞①

それゆえ。それで。

出典古事記 神武

「その御手の血を洗ひ給(たま)ひき。かれ、血沼(ちぬ)の海といふ」

[訳] そのお手の血をお洗いになった。それで、(そこを)血沼の海という。

そして。それから。さて。

出典古事記 神武

「かれ、その国より上りいでましし時に」

[訳] そして、その国からのぼっておいでになったときに。◆副詞「か」と動詞「あり」の已然形からなる「かあれ」の変化した語。上代語。

け 【故】 名詞ため。せい。▽理由を表す語。

出典大鏡 道長上

「御手もわななくけにや、的のあたりだに近く寄らず」

[訳] お手もふるえるせいだろうか。(矢は)的の付近にさえ近づかない。

こ- 【故】 接頭語〔官職名や姓名などに付いて〕(今は)亡き。▽その人がすでに亡くなっていることを表す。「こ殿」「こ大納言」

ゆゑ 【故】 名詞①

原因。理由。わけ。

出典徒然草 二三六

「深きゆゑあらん」

[訳] なみたいていではないわけがあるのだろう。

素性。由緒。由来。

出典源氏物語 若紫

「母こそゆゑあるべけれ」

[訳] 母こそ由緒ある人なのであろう。

風情。趣。

出典源氏物語 手習

「造りざまゆゑある所の」

[訳] 家の作り方も風情ある所で。

縁故。ゆかり。

出典今昔物語集 三〇・四

「もし旧(ふる)き男にてありし人のゆゑなどにてもやおはしますらむと思ひつれば」

[訳] ひょっとしたら昔の夫であった人のゆかりの人などでいらっしゃるのだろうかと思ったので。

さしさわり。支障。

出典堤中納言 思はぬ方にとまりする少将

「何のつつましき御さまなければ、ゆゑもなく入り給(たま)ひにけり」

[訳] 何の遠慮すべきご様子もないので、支障もなくお入りになってしまった。

〔体言や活用語の連体形に付いて〕

(ア)

…によって。…のために。▽順接的に原因・理由を表す。

出典徒然草 一四二

「子ゆゑにこそ、万(よろづ)のあはれは思ひ知らるれ」

[訳] 子(を持つこと)によってこそ、すべての(人の)情けは思いあたって理解できるものである。

(イ)

…なのに。▽逆接的に原因・理由を表す。

出典万葉集 二三二二

「はなはだも降らぬ雪ゆゑ」

[訳] それほどには降らない雪なのに。

参考

「ゆゑ」と「よし」の違い 「ゆゑ」は本質的な原因・理由を表すが、類義語の「よし(由)」は、物事のよりどころとしての理由を表すことが多い。

から 【柄・故】 名詞ゆえ。ため。▽原因・理由を表す。

出典万葉集 三七九九

「己(おの)が身のから人の子の言(こと)も尽くさじ」

[訳] 自身のために、人なみにあれこれ言いはしますまい。◆上代語。