鲁虺日本古語辞典
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所狭し

ところ-せ・し 【所狭し】 形容詞 ク活用活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}

その場にいっぱいだ。余地がない。

出典枕草子 淑景舎、東宮に

「せばき縁に、ところせき御装束(さうぞく)の下襲(したがさね)引き散らされたり」

[訳] 狭い縁側にその場所いっぱいの束帯の下襲の裾(すそ)が広げられている。

窮屈だ。気詰まりだ。

出典源氏物語 若紫

「かかる有り様もならひ給(たま)はず、ところせき御身にて、珍しうおぼされけり」

[訳] このような(山歩きの)ようすもお見なれなさらないで、窮屈なご身分なので、新鮮だとお思いになった。

おおげさだ。ぎょうぎょうしい。

出典源氏物語 須磨

「ところせき御調度、はなやかなる御装ひなどは、さらに具し給(たま)はず」

[訳] おおげさな御調度や、はなやかな御装いなどは、まったく身にお付けにならないで。

重々しい。堂々としている。

出典枕草子 あさましきもの

「さるおほのかなるものは、ところせくやあらむと思ひしに」

[訳] そうした大きなものは堂々としているだろうかと思っていたのに。

煩わしい。面倒である。

出典源氏物語 玉鬘

「和歌の髄悩(ずいなう)いとところせう」

[訳] 和歌の心得がたいそう煩わしく(書いてあって)。◇「ところせう」はウ音便。

やっかいである。困る。

出典源氏物語 末摘花

「雨降り出でてところせくもあるに」

[訳] 雨が降り始めてやっかいでもあるが。